【vol.12】ほめると叱るはどちらが大切?

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「人育てに、ほめると叱るはどちらが大切か?」

講演をしていると、「ほめると叱るはどちらが大切ですか?」とよく聞かれます。

皆さんはどう思いますか?

私は、基本的に「両者は同じことです」と言っています。

「ほめる」と「叱る」が同じこと?と思われる方も多いかもしれません。

何故なら、両者とも、「認める」という一番重要なことを必要とするからです。

「ほめる」も「叱る」も、行動に対するフィードバック(働きかけ)です。

その行動の成功を承認するのが「ほめる」、その行動の失敗を承認するのが「叱る」です。

だから、両者ともにフィードバックの後に「気づき」があって、行動が変容することが重要です。

ほめても、叱っても、行動が変容しなければ、意味がないのです。

しかし、「叱る」と「怒る」は、内容が全く違います。

何が根本的に違うのでしょうか?

「叱る」の土台は、「ほめる」と同じ【FOR YOU】であるのに対し、「怒る」の土台は【FOR ME】なのです。

「怒る」は自分のストレス(怒り)発散のための行動です。

叱ったあと、2秒で通常の表情に戻れるのは、「叱る」、戻れないのは、「怒る」と言われています。

感情は直ぐに戻れないからです。

つまり、「ほめる」も「叱る」も結果的に「自己成長」に繋がらなければいけないのです。

そのために必ず必要なのが相手との信頼関係です。

信頼関係がなければ、【FOR YOU】に相手は思ってくれません。

「あなたの成長に期待している」その思いが「叱る」行為を成長へと導いていきます。

ただ、叱るテクニックもあります。

「叱る」→「ほめる」より「ほめる」→「叱る」の方が効果的と言われています。

最初に「叱る」と自尊心が下がった状態になるからです。

自尊心が下がった状態では、ほめても効果が薄くなります。

ほめて、自尊心が上がった状態で叱ると気づきを誘発させやすいと言われています。

人を叱るときは、「NO BUT」ではなく、「YES BUT」です。

例としては、「あなたは、行動が少し遅いから気をつけるように。ただ、いつも明るいけどね」というより、「あなたはいつも明るい。ただ、行動が少し遅いから気をつけるように」と言ってあげたほうが相手の行動の変容を促しやすいからです。

「ほめる」と「叱る」はどちらが効果的か?という質問もあります。

私は、次のように答えています。

「叱る」は、そのことを次回からしないように気をつけますが、「ほめる」は更にほめられたいという気持ちから主体的になってその時以上の行動に結びつきやすくなります。

どちらを選択するかは、状況に応じます。

これで、あなたも「ほめ達」です!

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